鶴岡市(つるおかし)は、山形県の日本海沿岸(庄内地方)南部にある人口約13万人の都市である。2005年10月の市町村合併により、人口が県内では2番目、面積は東北地方で最も広い市となった。
江戸時代には、徳川譜代大名の酒井忠勝が庄内藩14万石の領主として城下町を整備し現在の鶴岡の基礎を築いた。以来250年間酒井氏13代にわたり、鶴岡は庄内地方の政治・経済文化の中心地として発展した。
鶴岡市には、だだちゃ豆や温海かぶなど在来作物が50種類以上存在し、「生きた文化財」として受け継がれている。これまでの歴史や文化を背景に、日本で初めてユネスコ創造都市ネットワーク食文化での加盟が認定され、鶴岡の食文化は世界に認められている。