【大会レポート】山形県ラグビーフットボール協会招待試合 明治大学VS慶應義塾大学

 2024年5月26日(日)山形県総合運動公園内NDソフトスタジアムにて、大学ラグビー界の名門校である慶應義塾大学と明治大学の招待試合が行われ、県内外から約2000人のファンが来場し、迫力あるプレーに魅了されました。
 この大会は、山形県ラグビーフットボール協会が山形県内のラグビー人口の拡大と普及につなげようと企画しました。

 試合は、開始早々慶応義塾大学(以下、慶應)がトライを決め先制すると、対する明治大学(以下、明治)が4連続トライで一気に追加点を挙げ逆転、前半終了間際には慶應が2トライを挙げる猛追で 28対21 で前半を折り返します。
 後半は開始から慶應が3連続トライを決め逆転に成功。その後は、両チーム点を取り合うシーソーゲームに。
 試合は残り10分。明治がトライを奪い再び逆転すると、慶應義塾大学の猛攻を防ぎ、明治大学が 56対45 で勝利しました。

当日は、約2000人のラグビーファンが集結。スタジアム外では、キッチンカーがあり大変賑わっていました。

試合前のウォーミングアップ

試合はシーソーゲームの末、明治が 56対45 で制しました。

慶應義塾大学ラグビー部

青貫監督

(Q,本日の試合を振り返って)
昨年、全国大学ラグビーフットボール選手権大会で準優勝した明治大学に対し、自分たちがどれだけ80分間チャレンジし続けられるかこだわって臨んだ。
選手たちは、よくチャレンジし成長してくれた。
この試合のよい点、悪い点を今後の成長に生かし、秋にもう一度明治大学へチャレンジしたい。

中山主将

(Q,本日の試合を振り返って)
山形の地でプレーすることができ大変うれしく思う。
今日の試合は、攻めの慶應ができた部分、できなかった部分が多々あり、もう少し突き詰められた試合だった。
9月から始まる対抗戦に向けて、次、明治大学と対戦する時は勝てるように成長していきたい。

長瀬選手
(山形南高出身)

(Q,本日の試合を振り返って)
私自身、憧れの慶應義塾大学の公式ユニフォームを着てこの山形の地でプレーできたこと一生の宝物になった。

(Q,山形のちびっこラガーマンへ一言)
今日は、慶應義塾大学の一員としてプレーする姿を山形の子どもたちに見せることができて良かった。試合では、子どもたちの希望となりたいという思いでプレーした。
今日の試合をきっかけに山形県のラグビーがより盛り上がっていけるようになれば嬉しい。

明治大学ラグビー部

神鳥監督

(Q,本日の試合を振り返って)
春シーズンということもあり、練習でやっていることをしっかりと試合で出せるかにフォーカスし試合に臨んだ。
慶應義塾大学は、過去戦った相手と違い強度が高い対戦相手なので、思い通りにならない時間帯が多く反省すべきところがあった。
しっかりと今日の試合を振り返って次に繋げていきたい。

木戸主将

(Q,本日の試合を振り返って)
強度の高い相手だったので、自分たちがやりたいこと、やってきたことが出せないゲームだった。とてもいい経験ができたので、次のゲームに向かってしっかり修正し明治のラグビーを高めていきたい。

(Q,山形県の印象は?)
スタンドの雰囲気もよく、人も温かくていいところだった。

菊地選手
(山形中央高出身)

(Q,本日の試合を振り返って)
自分自身、初めて明治大学の公式ユニフォームを着て試合をした。
しかも地元山形で着ることができ嬉しかった。緊張もしたが、気合が入り精一杯プレーができた。
個人としてもチームとしても課題の残る試合だったので、しっかりと修正していきたい。

(Q,山形のちびっこラガーマンへ一言)
ラグビー人口の少ない山形で高校時代までプレーしてきたが、強豪校の明治大学にきて自分でも通用する部分があると分かった。山形の子どもたちも思い切りラグビーを楽しみながら色んなことにトライしてほしい。

山形県ラグビーフットボール協会では、2024年11月16日に山形県総合運動公園NDソフトスタジアムでラグビープロリーグ「リーグワン」最高峰のDiv1チームによるプレシーズンマッチを開催予定です。

山形県ラグビーフットボール協会
https://yamagata-rugby.jp/